頭皮の荒れ、洗い方が原因かも!?季節の変わり目は、微細泡で頭皮リセット。

頭皮の湿疹、かゆみ、抜け毛。季節の変わり目で発生することが多い頭皮トラブル。
ポイントは「微細泡で洗う」。頭皮を守りながら、症状の改善ができます。
本記事は、頭皮の荒れ、頭皮湿疹、皮膚炎で困っている人向けです。
私は、脂漏性皮膚炎を長年治療してきました。頭皮の荒れはとくに夏から秋にかけて悪化します。
皮膚科では炎症を強く抑え込むステロイドが処方されます。一時的に改善しますが、長期間使用できません。
かゆいから、ついゴシゴシ洗ってしまう気もちわかります。頭皮にさらにダメージを与えてしまいます。
経験者が言えるのは、普段の洗い方がとても大切 という点です。
微細泡で洗う方法を試してからは毛穴の奥の汚れ・皮脂をしっかり洗えているのか、症状が改善しています。頭皮の荒れは悪化させないことが何よりも大切なのです。
なぜ頭皮が荒れるの?

頭皮は夏の紫外線の影響で、いわゆる日焼けを起こします。
頭皮が乾燥するようになり、頭皮を守ろうと皮脂が過剰分泌されます。
皮脂を栄養として頭皮の常在菌が異常繁殖して、頭皮湿疹が起こる、というストーリーです。
夏から秋にかけて抜け毛(shedding)が増えることは論文でも語られています。
“Seasonal changes in human hair growth” (Randall & Ebling, British Journal of Dermatology, 1991)
18か月間、夏と冬を中心に頭皮の毛周期(anagen etc.)を追跡し、秋に夏から秋にかけて抜け毛(shedding)が増えることが述べられています。
つまり対策は、
「過剰分泌された皮脂を減らすこと」です。
→関連記事)頭皮の乾燥を防ぐ記事はこちら

頭皮は微細泡で洗う

過剰分泌されら皮脂を減らすには、頭皮をきちんと洗うことにつきます。
私が普段気を付けているのはシャンプーの泡です。
シャンプーの泡は細かいほど、表面積が大きくなり表面張力が増すために、細かい隙間に入っていく力が強くなります。

「あわわの公式HPから抜粋」
注意点は、シャンプーを掌にとってぐるぐるした位では、泡の細かさも量も不十分だということ。
泡立てが不十分だと、指が直接頭皮触れ、かえって皮膚を刺激してしまいます。
〇微細泡の作り方
少量のぬるま湯を加えて空気を含ませるように泡立てます。
私は、お風呂で使える泡だて器を使っていますがとあっという間に、きめ細かな泡がつくれます。
最初のころは100均の洗顔ネットを使っていましたが、お風呂で使える泡だて器を知ってからは
ネットに戻れません。なぜならば、泡を作るのが楽だからです。
お風呂で使える泡だて器の使い方はとてもシンプル。
- 容器にシャンプーをいれ次にぬるま湯を少し入れる
- 蓋をしめる。
- つまみを上下させ、容器の中でできた泡を取り出す
たったこれだけです。
わずか10~20秒! 素早く簡単に、きめ細かい泡が作れるのです。
頭皮の洗い方

指でこするクセがついていると、無意識に指に力が入ってしまいます。
最初のうちは特に指先に意識を集中して洗います。
泡を手に取って指の腹で塗り広げていくように。爪を立ててはNGです。
後頭部から頭頂部へ小さな円を描くように動かします。

イメージは、風船の上に泡を乗せて割れないように塗り広げる感じ。
皮脂の多い眉間や頭頂部、耳の後ろを忘れずに。
最後に、ぬるま湯でしっかりすすぐ(1〜2分)。すすぎは髪の毛の方に気になるのですが、
髪を手でかき分けてシャワーの水を頭皮に当てる感じです。
最後は冷水で毛穴を引き締める
まとめ
シャンプーをよく泡立てる、お風呂で使える泡だて器が便利
こするのはNG。指の腹で頭皮を小さな円を描くように洗う。
ぬるま湯でしっかりすすぎ、最後は冷水で毛穴を引き締める
慣れるまでは少し時間がかかりますが、慣れてくると、素早く楽にお手入れが可能です。
→関連記事)頭皮の乾燥を防ぐ記事はこちら



