乾燥機、終了まで 6時間!? 故障じゃなくてフィルター汚れが原因かも

乾燥機の時間が長くなったら──フィルター掃除が「時短」と「節電」の鍵!
乾燥機の運転時間が妙に長く感じることはありませんか?
「いつもより乾きが悪い」「終わるまでに6時間もかかる」

6時間はさすがに長い。予定があると困りますね。。。
先日、この現象に直面しました。朝、洗濯した衣類を乾燥機に入れ、出かける前にスイッチを入れて、帰宅してもまだ運転中。
「もしかして故障かも」と思いましたが、
原因は「フィルターの汚れ」でした。
しびれを切らして途中で開けてみると、既に乾いている状態でした。
乾燥機のセンサーは「まだ湿っている」と誤判断していたのです。
なぜ、こんなことが起きるのでしょうか。
原因は、空気の通り道
乾燥機は、内部で「温かい空気」を循環させながら、衣類の水分を蒸発させる仕組みです。下図を参照してください。「PanasonicのHPから引用」したドラム式洗濯乾燥機の例です。基本はどの機種も同じで、空気が流れる道にフィルターがついています。

空気の流れの途中に「フィルター」があり、衣類から出るホコリや繊維くずをキャッチしています。
フィルタにたまったホコリが湿気を吸い、そこにカビが生えることがあります。
カビや湿ったホコリがこびりつくと、空気の通り道をふさぎ、乾燥効率が急激に落ちてしまいます。
乾燥時間がどんどん延び、電気代も無駄にかかるという悪循環になります。

衛生的にもよくない状態ですね
センサーが「乾いた」と判断する仕組み
乾燥機の中には、空気中の湿度を検知するセンサーが搭載されています。
衣類が乾いていくにつれて空気の水分量が減り、それを感知して運転を止める仕組みです。
フィルターが詰まると、空気の流れが悪くなり、湿気を多く含んだ空気がいつまでも中を回り続けます。
つまり、「乾燥していない」とセンサーが勘違いして
乾いているのに止まらない現象が起きるのです。
3ステップで解決!フィルター掃除のコツ

乾燥機のフィルターは、見た目がきれいでも、目に見えないホコリやカビが詰まっていることがあります。
以下の手順で、楽にお手入れができます。
1)ホコリをブラシで丁寧に除去
- 乾いた状態でホコリを吸う
- 水洗いの前に、「乾いた状態で」ホコリを除去するのがコツ。
掃除機で吸う時に専用ブラシでホコリを掻き出すと便利

- 水をかけてブラシでこする
- 水をかけてブラシでこすります。フィルターのマス目にそって、フィルターのメッシュを破らないように丁寧に落としていきます。歯ブラシでも可ですが、狭い場所は専用ブラシが使いやすいです。

専用ブラシは、手が届かないところも掻き出してくれるのでとても便利。私の愛用品を掲載します。
2)カビを除菌
カビが見える、または臭いが気になる場合は、オキシクリーンで漬け置き除菌します。
プラスチックパーツはハイターでもOKです(ゴムがついていれば取り外す。ハイターがゴムを傷める可能性あるので注意)。
※オキシクリーンとハイターは混ぜないこと
漬け置き用の蓋つきバケツが便利。
上履き洗いにも活用できます。
十分にすすぎ、完全乾燥
洗剤や薬剤が残ったままの状態で使用すると、ホコリが付きやすくなるので注意です。
流水でよくすすぎ、日陰でしっかり乾かします。
フィルター清掃の結果

・6時間かかっていた乾燥が2時間半に短縮
・電気代も1/3位に
なにより、「乾かない!というストレス」がない!
まとめ
・乾燥時間が長くなったらフィルターを確認
・3ステップで清掃!
①ブラシでホコリを落とす
②オキシクリーンで除菌する
③十分にすすいで乾かす
乾燥機の調子を取り戻せば、家事の時短だけでなく、電気代の節約にもGood。
フィルター掃除は、楽かつ確実なメンテナンス方法です
月に一度の“リセット”を習慣にしてみようと思います。


