【大失敗】漂白したら赤くなった!? 原因と戻し方。漂白剤選びの注意点。

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漂白剤のつけ置き

白色の上履きがみるみる赤く変わっていき、「えっ」と思わず声が。急いで買いに行って間に合うか?と動揺しつつ。「いやまてよ」1ちゃん試して。見た目を戻すことに成功失敗から学びました

本記事では失敗談見た目の戻し方漂白剤の種類と使い方を記載します。

同じような失敗をしないために・・・。

以前の私

子供の上履きを漂白しよう!とオキシクリーンに手を伸ばすも容器がやけに軽い。使い切ったの忘れてた。「仕方ない、汚れ良く落ちるしキッチンハイターで代用しよう」

漂白剤ならなんでも同じだよね ←この考えは要注意

いまの私

漂白剤は、用途によって使い分けが重要。変色や劣化といろいろと影響がでるから。

失敗して赤く変色しても、見た目を戻す方法を知っておくと便利です。

まず最初に、失敗して赤く変色した上履きの写真はこちら。結構派手にやってしまいました。

赤く染まった写真

赤く染まった原因

台ふきんなどの漂白に使っているので、上履きもきれいになるだろうと、キッチンハイターを使いました。

これが大失敗!?

キッチンハイターは、次亜塩素酸が主成分で、強い酸化作用で漂白効果を発揮します。

変色は表面の化学反応で、上履きの布やゴムに含まれる添加剤(アミン系抗酸化剤・加硫助剤など)が、

次亜塩素酸によって分解や変質を起こし、赤やピンク系の副生成物を生じたためと考えられます。

まーちゃ

キッチンで使っていて、赤くならなかったのはゴムが無いからですね。

見た目を戻す方法

結論から言うと、今回の場合は酸素系漂白剤(オキシクリーン)で再漂白が一番効果ありました。

こんな感じに見た目が改善しました! 赤く変色した部分は、ほぼわからないです。

漂白の前後の写真

今回は次の3つの方法をためしました。

  • 酸素系漂白剤(オキシクリーン、ワイドハイター)で再度漂白する → 赤くなった物質を酸化分解。
  • 中性洗剤(キッチン用食器洗い洗剤)で繰り返し洗浄 → 表面に残った着色物を少しずつ除去。
  • 研磨剤入りクリーナー(ちびっ子等)で洗浄 → 表面を軽く削りながら赤くなった物質を落とす。

最初に中性洗剤を試しました → 少しづつですが落ちてきましたが、時間がかかりすぎる

次に研磨剤入りクリーナーをトライ → 表面を削りながらというのが少々大変で。手が疲れる

最後に、1ちゃん試したのが酸素系漂白剤(オキシクリーン)。

酸化作用で変色した副生成物をさらに分解して、除去したと考えています。

 ※注意:ゴムの成分が分解や変質している場合、厳密には元通りとはいきません。

ひらげん

いまのところ普通に使えているので、変質は気にするほどではないかな。

キッチンハイターの他に、オキシクリーンも手元にあると心強いです。

漂白剤の種類と使い方

ひらめき

酸素系漂白剤と塩素系漂白剤は用途によって使い分けるのが注意点です。

1. 塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)

  • 主な製品:キッチンハイター
  • 特徴強力な殺菌・漂白力。黄ばみやカビに効果大
  • 使い方:常温の水で薄めて短時間浸け置き。
  • 注意点
    • 色柄物・ゴム・金属は変色や劣化しやすい
    • 酸性洗剤と混ぜると有毒ガス発生。

2. 酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウムなど)

  • 主な製品:オキシクリーン、ワイドハイター
  • 特徴:発泡して汚れを分解。衣類やプラスチック、ゴムにやさしい
  • 使い方:40〜60℃のお湯に溶かし浸け置きが有効。
  • 注意点
    • 効果がゆるやか。色柄は注して使えばOK。つけ置き時間でコントロールする。
    • 金属部分があるとサビやすい。

※注意)漂白剤を使う時は、手袋、エプロン(できれば)をして作業してください。

    すすぎも念入りに行い、洗濯機で脱水すると楽に作業できます。靴用洗濯ネットが便利です。

まとめ

今回、失敗から学んだことは「用途に合った漂白剤を選ぶこと」です。

  • 次亜塩素酸(キッチンハイター)はゴムの抗酸化剤と反応し、赤く変色することがある
  • 赤変は表面の化学反応で、内部まで進むと戻りにくい→早く気づいて対処する
  • 見た目を戻すには酸素系漂白剤で再度漂白が有効。ほかに中性洗剤、研磨剤入りクリーナーで洗浄も。
  • 衣類は酸素系漂白剤、台所やカビ掃除は塩素系漂白剤