熱帯夜で寝不足。もう限界、快適な眠りは通気性がポイント。試して分かった寝具の選びのコツ。ふとん編。

エアコンをつけていても寝苦しいのはなぜ?検討の結果、ようやく快適な眠りを手に入れました。
寝具選びのコツ、ふとん編をお伝えします。
今年の夏は、日差しが痛いという表現がよく合います。
こういう日は、昼間の暑さがそのまま夜まで居座り、熱帯夜になることもしばしば。
夜はぐっすり寝て、1日の疲れをいやし、次の日に備えたいですね。家事には体力・気力が必要です。
以前の私
大手スーパーで売っているセット売りの布団にひんやりシーツをかけて寝ていた。
エアコンをつけっぱなしで寝ても、背中が暑くて不快、眠りが浅く寝不足。
寝ている間に熱中症のような症状がでることも。。。
いまの私
寝具(ふとん)を見直し、通気性の良いものに変えた。空気の通り道があるので背中に熱がこもらず快適。体が宙に浮いているような気分。すっきり寝た感があり、朝が快適。
夏の寝苦しさの原因
気象庁によると、熱帯夜の定義は「夕方から翌日の朝までの最低気温が25℃以上になる夜」とのころ。

25℃ってそんなに高い印象が無いんですが、、、他にも要因があるの?
快適な睡眠をとるには3つのことが重要と言われています。
1)温湿度 :寝室の室温を調整すればよいですね。エアコンや除湿器の調整で対応できる。
2)明るさ :カーテンを閉めて、照明を消すなどで調節できる。
3)音 :TVを消して、扉を閉めるなど、音が気にならない環境はつくることができる。
1~3の調整をしてもまだ、寝苦しいのが熱帯夜なのです。寝具(ふとん)は家電ではないのでリモコンで調整とはいきません。。。
シーツをひんやり冷感タイプにしたところで、肌が触れる一瞬の感覚なので、寝ている間ずっと冷えているわけではありません。

やっぱり、根本的には寝具(ふとん)を見直さないとダメそう。。。
通気性の良い寝具とは
温湿度の機能は、寝具(ふとん)を見なおす必要があることが、わかりました。

なぜ、普通のふとんでは快適な眠りが得られないの?
熱帯夜では、エアコンをつけっぱなしで寝ていても、背中のあたりがムレて不快に感じ、眠りが浅くなります。
寝ている間にコップ1杯分の汗をかくと言われています。しかし、布団と接触する背中は通気性がわるく汗が抜けにくいからです。
昔から使っていて愛着がある布団なのに、なぜ寝苦しいのか、調べてみました。
快適な眠りに必要な寝具の機能
1)通気性 :寝ている間にかく汗を分散させる機能。夏の睡眠に影響あり。
2)保温性 :体温を適切に保つ機能。冬の睡眠に影響あり。
3)硬さ・体圧分散 :硬さは好みもありますが、体が沈み込んだりしないよう、体圧を分散して支える機能。
このほかに、肌さわりや匂いもあるでしょうが、快適な眠りに関係するポイントは上記の3つです。

布団をかたずけることも考えると、重さやサイズも気になるなあ。。。
布団は簡単に買い替えできるものでもないので、価格や耐久性も重要なポイント。
3つの機能を満足する寝具とは?
3つを満足するふとんはあるのか?家具屋とWEBを駆使して本気で探した結果、とうとう見つけました。
解決のカギはこの白くて太いプラスチック製の糸が絡み合った、機能性繊維。

プラスチックの糸がランダムに絡まっていて、カオス状態。
布団の綿も、近づいてみると細い糸が絡み合った繊維からできていますが、糸の太さがけた違いに太い!

この形どこかで見たことあるような・・・インスタントラーメンの麺みたい!
そうです、実は作り方が似ています。この繊維の塊は、溶けた樹脂をノズルから押し出して、出てきた糸を型にいれながら冷却して作ります。
インスタントラーメンも、生地を押し出して、出てきた麺を揚げたり(フライ)、フリーズドライ(ノンフライ)して作ります。
プラスチックの糸の太さは直径が0.2~0.5mm位なので、シャープペンの芯位です。ポリエステルというプラスチックできていて、
1本1本がコシがあり絡み合うことで、立体的な形状を作り出します。糸はしなって(曲がって)も戻る力があるので、スプリングのように反発します。
カオス状態の繊維の正体
この立体的な繊維がふとんの素材なのです。一見、カオス状態ですが、寝具にとっていろいろ良い機能があります。
- 糸が絡み合った立体的な繊維 :糸が太いため空気の通り道がたくさんあり、通気性が良い。ポリエステルは吸湿性が低いため、汗をかいても水分を吸収しにくく、速乾性に優れている。衣類にも使われている。
- 空気の断熱層 :立体的な繊維構造ということは空気の層があるということ。ダウンジャケットが温かいのは空気の層があるから。
- スプリングのような弾力 :糸の密集度合いや太さ、範囲を変えれば、硬さや反発の度合いを調整できる。

これらの機能は、快適な寝具に必要な機能を満たしますね。よく考えられた素材です。
この繊維のデメリットや懸念点は?
伝統的ないわゆるふとんの素材とは結構違いますよね、工業的につくられた繊維なので、耐久性は? 重さは?
といった疑問がわきます。何と言っても、あんまり高価だと手が出ない。。。
効果が価格に対して見合っているのか?が最大の懸念点かと思います。実際に購入して試してみました!
早速購入、使用した感想
ポリエステル製の機能性繊維を使ったふとん、最初は半信半疑でしたが、おもいきって購入しました。
結果は以下の通りです。
メンテしながら長く使えると思いますが、仮に5年としても1万円/年で快適な睡眠が手に入るなら、価値ありです。
とても、満足しています。
通気性 | 背中の暑さ、ムレ、感じない |
保温性 | 寒さは全く感じない。 布団やシーツがかかって空気の層ができるから。 |
硬さ・体圧分散 | ふとんが3分割になっていて、エリアごとに硬さを変えられる。 厚みや硬さは、体重を加味して使う人に合った調整が可能。 |
耐久性 | 3年を超えたが全く問題なし |
メンテナンス | 繊維は水洗い可。定期的にローテーションし、部分的に交換も可。 |
重さ | 約10kg(男性用シングル)普通の布団と同等 |
価格 | 約\50,000 価格に釣り合った効果はある |

ふとんの全景はこんな感じ。シングルサイズで、3分割されていて普通の布団のように折りたためます。

ダブルラッセルという編み方で作られる、立体メッシュ生地。厚みがあり、クッション性や通気性があるのが特徴です。

ふとんの厚みは、約10cm。別売りのマットレスを購入すれば、もっと厚くできる。

中はポリエステル製の機能性素材が3層入っています(プレミア)。それぞれ硬さが変えてあり、その人に合った調整がされている。
ポリエステル製の機能性繊維を使ったふとんは、いくつかのメーカーがあります。
ここで紹介したのは、爽快潔リビングの「ネムリエ」というブランドで、紹介した商品はネムリエプレミアム(シングル)についての内容になります。
まとめ
・快適な眠りに必要な寝具の機能は、通気性、保温性、硬さ・体圧分散
・ポリエステルで作った立体的な繊維は、寝具にとしての機能をみたす
・実際に試した結果、寝具に空気の通り道があるので背中に熱がこもず快適。
・体が宙に浮いているような気分。すっきり寝た感があり、朝が快適。
・購入して3年になるが、耐久性は全く問題なし。家族にもすすめようと思っている。