足、クサイかも?と思ったら。簡単これだけ。臭いが激減した3つの対策!

暑い季節の悩み、それは足がクサクなる事。まわりが気になり替えの靴下を持ち歩くことも。
原因を調べると、ポイントは「湿度コントロール」でした!
対策は1つではなく3つを組みあわせると劇的に改善しました!
実際に試してみて効果があった解決策を紹介します。
以前の私
暑い季節、特に革靴や安全靴を履くと足の臭いが、、、。今までいろいろ試してきた。けど、効果がいまいちで長く続かなかった。デリケートな問題だから人にも聞けず、長年の悩みの種だった。
いまの私
原因を調べると対策は3つ必要だとわかった。3つを試すと、本当に臭いが気にならなくなった。
周りを気にせず靴を脱げる解放感は格別。簡単な方法なので続けられる。
以下が目次です。私の解決ストーリーを記載します。
目次
臭いの原因は?
結論から言うと、足の臭いの原因は細菌です(※)。細菌が分解して作り出す有機酸が臭いの元。
カナダの学術誌に掲載された、論文にこう書いてあります。
足の臭いは、皮膚常在菌である表皮ブドウ球菌が汗中のロイシンを分解することで生成されるイソ吉草酸に由来する。。。
※引用)「Foot odor due to microbial metabolism and its control」Canadian journal of microbiology 2006

なるほど!足の皮膚には常に菌がいて、これが汗と結びついて臭いを放出するのですね。

細菌と臭いはどう関係しているの?
臭いの発生ストーリーはこんな感じです。
通気性悪い➔体温が上がる➔汗をかく➔細菌が活性化➔臭いの原因物質が発生
時間の経過順に並べると以下のようになります。

対策は?
臭いの発生ストーリーが成り立たなくすれば良いわけです。
もちろん、季節、靴の構造、靴を履いている時間、運動後など場面ごとに条件は違います。
でも、基本的な対策は同じなので、基本の対策を説明します。

具体的に何をすればよいの?
簡単これだけ臭い対策
臭いの発生ストーリーが成り立たないようにするため、ポイントを3つに絞って対策します。
1)足の周りの通気性を良くし、2)汗をなるべくかかない状態にし、3)汗をかいても吸収させるです。
3つのポイント | 具体策 |
1)通気性向上 | 足に直接触れる「靴下の素材」に着目 |
2)発汗抑制 | 汗をかきにくい制汗状態をつくる |
3)水分の吸収 | 汗をかいても吸収する靴の「中敷き」 |

いままで、いろいろと試してきたけど
効果が微妙で長続きしなかったんだ。
いまだから言えるけど、効果が微妙だったのは対策を1つしか実施しなかったから、と考えています。
理由は、1つだけの対策では完全にほかの原因を抑え込むことができないから。
例えば、原因となる常在菌は、目には見えないのですが皮膚のいたるところにいます。
アルコールを使って一生懸命拭いても、毛穴の奥などに潜んでいるため、完全には落とせません。なので、
ほかの対策も併せておこなうことで、臭いの発生を抑え込むのです。
やってみた結果
私が試した3つの具体策です。
1)通気性向上
足に直接触れる靴下の素材に着目しました。通気性を良くし、蒸れないのが目的。

靴下の素材と言えば一般的には”綿(コットン)”ですよね?
私は「麻」に着目しました。
理由は、素材の特徴が綿より優れているから。
綿は水分を溜める吸湿性が優れているのに対して、麻は吸湿性の他に水分を発散させる放湿性が優れています。
綿の特徴 | 麻の特徴 |
水分を溜める吸湿性 | 水分を発散させる吸湿性・放湿性 |

放湿性というのは、いいかえると通気性とか速乾性ですね
更に、麻は綿に比べて繊維が長くて太いため、非常に強度が高く耐久性が優れています。靴下に最適です。
人によってはデメリットかもしれませんが、麻は生地にするとざらっとした感触になります。
人によっては気になるかもしれません。
そのため、靴下としては、麻100%で作ることはなく、綿(コットン)を混ぜた材質にすることが多いです。
綿は水分をため込む吸収性が優れているため、特に冬場の乾燥に強いと言われています。
したがって、麻と綿の混紡生地が心地よいです!

まさにイイとこ取り、ですね。
また、靴下の材質として化学繊維のナイロンも多様されます。ナイロンは吸湿性と強度があり、繊維をしなやかにするので少量混ぜること多いです。お気に入りの1足はこれ。

「麻」がメインの靴下は、吸湿性、放湿性よく蒸れない。生地はメッシュ状。
とても丈夫で、穴が開きにくい!
一石二鳥!!
2)発汗抑制
発汗抑制とは、足が汗をかきにくい状態にすることです。具体的には「制汗対策」です。
汗腺の出口を一時的に塞いだり、汗の分泌を抑制する成分を肌に塗ります。
制汗剤としては、スプレーやデオドラントペーパーが市販されています。
①デオドラントぺーパー
体にデオドラントペーパーを使う場合は、体に使った後、最後は足へ。足の指の間も丁寧に拭きます。
汗をかく前(靴を履く前)に使用することがポイントです。

デオドラントペーパーとしてはギャッツビー(GATSBY)の
バイオコアが使いやすい。不織布がボタニカル繊維なので
プラスチック成分0%で環境にも優しい。
②デオドラントスプレー
発汗抑制のための、スプレーはこのような製品が市販であります。
制汗成分と抗菌成分・殺菌成分が入っています。Ag(銀)の粒子は抗菌作用があるとされ、制汗と殺菌の両方を対策できます。

すでにクサクなってしまった靴はどうすればよいの?
※靴の消臭パウダー
ここでちょっとした参考情報を記載します。こちらはすでにクサクなってしまった、靴の臭い対策です。
除菌効果の高いミョウバンをはじめとする、100%天然由来成分の独自処方パウダーが、靴のニオイを原因菌から除菌・消臭。します。
天然成分なので、1歳から使えるのは安心です。日本製なのもGoodです。

消臭スプレーというのもあります。こちらは液状です。

3)水分の吸収
制汗剤を使っても汗はゼロにはなりません。出てきた、汗を吸収・拡散すればよいのです。
具体的には、靴に「革製」の中敷きを使うことです。
一般的に、靴を買うと中敷きが入っていることが大半ですが、思い切って入れ替えます。

なぜ革が効果的なの?
本革の中敷きは吸湿性がよくかつ、放湿性も良いのが特徴。
無数に空いた小さな穴が呼吸するように、湿度を吸収・放出するのです。
もちろん、雨の日等で濡れてしまったら効果はゼロ。きちんと干せば能力は回復します。

革の中敷き。サイズは自分でハサミで切り取って調整します。
最初は革の香りがしますが、しばらくすると威力を発揮。
靴の中の蒸れた状態を改善してくれます。
この革の中敷き、見た目が革そのものなので、目立つし革のにおいがちょっと、という声も聞こえてきそうです。そんな時は、革の持つ機能に似た、活性炭インソールが有効です。

まとめ
足の臭いの原因と対策について記載しました。
・臭いの原因は湿度である。
・3つの対策を平行して実施することが有効。
・1)通気性をよくするには、麻が入った靴下がGood
・2)足が汗をかきにくい状態にするには、制汗機能のあるデオドラントペーパーかスプレーを使うとよい。
・3)靴は革の中敷きが吸湿性・放湿性の点で優れている
臭い対策によって、快適な時間を手に入れましょう。