ショック。革靴にカビが生えた。慌てて拭かないで!革製品に万能な【対処法と予防策】

台風シーズンは暑く、ジメっとした天気になります。ふと下駄箱をみるとお気に入りの革靴にカビが。あわててティッシュで拭き取るのはNG。塗り広げてしまうから。
でも大丈夫。ポイントを押さえれば靴もきれいになるし、予防も簡単です。
革靴だけでなく、バックやジャケット、ランドセルといった革製品に万能な、対処法と予防策を共有します。
以前の私
革靴はちょっと値段が張っても、よいものを長く使い続けたい。カビを見つけたら、あわててティッシュでふき取った。むしろ、カビの胞子を広げてしまった。カビが大発生。
いまの私
あめが多い梅雨と台風シーズンは、下駄箱に収納せず外に出している。
カビ予防のために、靴専用の抗菌スプレーをあらかじめ塗布している。
あめの日や汗をかいた後は、靴を休ませている。2足で交代させる。
靴にカビが生える原因は?

台風シーズンは、暑くてジメっとした天気になります。ふと下駄箱をみるとお気に入りの革靴にカビが。
もっと早く気づいていればとショックを受けました。

お気に入りの靴の底(コバ)の部分にカビが。
よく見ると、コバにはホコリがたくさん付いている。
甲の部分はお手入れしていたので無事。
カビが生える原因は、温度、水分、カビの胞子の3つの条件が重なったときです。
空中に浮遊するカビの胞子が革靴に付着、水分と温度の条件がそろったとき、革が栄養となって繁殖します。

一般に水分は、雨の日に履いた場合や、足からでる汗が革の中に入り込んだ状態で存在します。
一方、しばらく保管していた革靴は、ホコリに水分を吸って、カビが繁殖することが多いです。

ホコリが影響するのは考えなかったなぁ。
放置すると臭いや革の劣化につながるだけでなく、カビの胞子が飛んで他の靴も被害がおよぶので、みつけたら、できるだけ早く対処します。
カビが生えた時の対処方法

準備するものは6点。
1.マスク
2.手袋(使い捨てのものがよい)
3.不織布
4.ゴミ袋
5.抗菌剤入りスプレー
6.新聞紙
1.カビの胞子を吸い込むと、肺によくないのでマスクを着用
2.風通しの良い場所(ベランダや庭など)に移動する。新聞紙を敷いて上に靴をおく。
3.抗菌剤入りスプレーを不織布にワンプッシュしてふき取る。濡れた状態でふき取るのがポイント。

カビの胞子を塗り広げないように、往復させず一方向に拭き取る。
一度、拭くのに使用した部分は内側に折り込んで、
2回目は違う面をつかう。
4.拭き取りに使用した不織布と手袋はビニール袋に入れて廃棄する。

ビニール袋に入れないと、カビの胞子が空気中に舞ってしまい、またカビ騒動を巻き起こす恐れあり。

この方法でとてもきれいになって、安心しました。

カビの予防策

基本的には、温度、水分、カビの胞子の3つの条件が重ならないようにします。
カビの胞子は空気中に浮遊しているため、革靴に抗菌スプレーを塗布して予防します。
1.カビが生えていた部分に、10cm離して直接スプレーする(表面が濡れる程度)。中に浸透させ抗菌効果を発揮させるためです。

今回、カビ用ミスト「レザーキュア」コロンブス製を使いました。
1本で除去と予防までできるので便利。安心して使用しています。
1)カビの除去:菌の表面に吸着しカビを除去
2)カビを抑制:抗菌剤が皮革に浸透
3)安全性:食品や化粧品で許可されている抗菌剤とプラチナを配合
2.余分な液はふき取り、風通しの良い場所で陰干しをする。
3.液のにおいが消えてきたら、乾燥してきたサイン。クリームでお手入れをする。
4.靴底の抗菌はレザーソールコンディショナーがを塗ると、抗菌効果とさらに、靴底がカタカタ音がしないくらい、柔らかくなります。
5.革靴の表面にホコリがたまらないようにする

革の表面にホコリがついている写真。
とくに底と甲が縫い合わされたコバは、ホコリがたまりやすいので
気づいたら、不織布でふき取る。
6.風通しがよく、涼しいところに保管する

革靴を下駄箱に入れて並べてしまうと、風通しは悪くなるわ。

その場合は、靴を平置きするのではなくて立体的に置くプレートがおすすめ。風が抜けやすくなります。
まとめ
- あめが多い梅雨と台風シーズンは、下駄箱に収納せず外に出す
- カビ予防のために、抗菌スプレーをあらかじめ塗布する
- あめの日や汗をかいた後は、靴を休ませる
- カビが生えたらカビ用ミストを吹きかけ、不織布でふき取る